遥か、もち巾着。

もしもって思ったら何かが変わるわけでもないし

文化的時間の不足(院試日記 31,32日目)

大きな本屋さんで、あるいは図書館でずらりと並ぶ書架と書籍を見て「世の中にはこんなにたくさんの本があるのに、自分はこの中の1%も読めることもなく生涯を終えてしまうのかもな」と思って悲しくなったことはないだろうか。足繁く通った地元の丸善や市立図書館でさえそう思ったのだ、梅田の丸善や大学の書庫棟に行く度にわくわくすると同時に悲しくなってしまう。人生は本を読むには短すぎるのだ。

 

思った以上に時間というのはさっさと過ぎてしまうものだし、使える時間というのは短いものである。1日24時間から引き算していくと、まず睡眠に7時間、風呂や掃除、歯磨き他に1時間、料理・食事他に3時間の計11時間は確実に削られる。加えて買い物やら洗濯やらが入ってくるとなると自由に使えるのはおよそ半日となる。講義が2コマあるとするとさらに3時間が削られ、残り10時間をうまく使えるか否かが問題となる。

時間をかけて読みたい本もあるし、足を運びたい展覧会もあるし、聴きに行きたいコンサートもある。昨今の情勢に関係なく、それを全て満たすには時間が足りないのである。おまけに今は勉強せねばならない。この勉強は必修科目の試験やレポートと違い自分のやりたいことのための物なので苦痛ではないのだが、それでも気晴らしは欲しい物である。「不健康で文化的な最低限度の生活」がぼくのモットーなのだから。

勉強の合間合間にシューマンを流したりヨーゼフ・ロートを読んだりしてはいるものの、そろそろ生の芸術を摂取したい。大阪市立美術館でフランス美術の展覧会が始めたのでそろそろ行こうか—そう思った。

 

昨日の記録

独語 4h

 

今日の記録

独文法(コレクション8 1-5) 45m

独文解釈 1h48m

英独単語 30m

計 3h3m

 

上の計算だと1日10時間は勉強出来るはずなんですがね…頑張れや自分…