遥か、もち巾着。

もしもって思ったら何かが変わるわけでもないし

4年間の休息(院試日記 43,44日目)

大学生活の意味を学業や研究以外に費やすことは真面目な学生からしたら許し難いことなのかもしれないが、個人的にはそれはそれでアリだと思う。そしてそんな大学生にちょっとした憧れさえ抱く。

 

勉強に疲れたので本棚にあった江國香織の『東京タワー』を適当なページから読み直した。ぼくとはまるで違う、淡い色合いの、でも大学生らしい大学生。こうなりたいとは決して思わないが、こんな小説を書いてみたいとは思った。

こういう小説、例えば宮本輝の『青が散る』だとか伊坂幸太郎の『砂漠』だとか、そういうものを読むとぼくの大学生活はなんと「無」だったのだろう—と虚しくなることがある。決して何もしなかった訳ではないのだが、あまり他人が見て面白いものではなかっただろう。それが悪い訳ではないだろうが、なんだか損をした気分である。

周りの人々が就職したり資格を取ったり、そういう面で一歩社会へ進んでいるのを見るとなんだか自分はまだこの大学という聖域から出る気になれていないのかもしれないと思ってしまう。そろそろ院に行った後のことを含めたこれからについて考えた方が良いのかもしれない。

 

昨日(6/21)の記録

研究関係 57m
独文解釈 1h9m
単語復習 1h16m
発表準備 48m
美術史(ドイツ表現主義、ダダ、未来派、ロシアアヴァンギャルドシュルレアリスム) 1h34m
計 5h44m

 

今日の記録

美術史(デ・ステイルバウハウスアール・デコル・コルビュジエ他) 50m
独文解釈 1h38m
20C思想史 30m
単語とか 30m
計 3h28m

 

もう6月下旬になってることに気づいて病みそうである。