遥か、もち巾着。

もしもって思ったら何かが変わるわけでもないし

半月とマズルカ(院試日記46〜50日目)

ちょっと休んでました。別に勉強をさぼっていたわけでもないし生活が荒んでいたわけでもない。昼夜逆転を改善しようと1週間かけて色々試していたら結果的に更新する時間がなくなっていたのが理由。まあこんなちまちま書いてるブログを心待ちにしている人はいないだろうし、いてもごく僅かだろうからあまり問題はない。

 

さて、夕飯を食べた後はなぜか机に向かうのが面倒になる傾向がある。どうも集中力というのは1日かけてゆっくりと低下しているように思えるし、夜になるとぐんと効率が下がる気がする。それだから午前中から勉強をせねばなあ、と思うのだ。

今日も今日とて、夕飯まではよかったのだが食後はどうも調子が上がらない。しかし演習発表の準備が終わっていないので寝るわけにもいかない。そこで気分転換に散歩に出かけることにした。

 

外に出ると、まるでホールケーキを半分切って食べてしまったかのような半月が浮かんでいた。思わずチーズケーキが食べたくなってしまうほどだ。そんなことを思いながら歩き始めた。そんなに長くぶらぶらするわけにもいかないので川縁の道と住宅街とを軽く歩いて戻ることにした。

 

閑静な住宅街でも耳を澄ますと色々な音が聞こえてくるものだ。風呂を沸かすガスの音だったり、テレビドラマの音だったり。そんな中、聴き覚えのあるメロディが耳に入ってきた。

 

ショパンの4つのマズルカ Op.68、第3番ヘ長調。思わず聴こえてきた先の人家を見上げてしまった。ちょうど隣の家との間に半月が見えた。

夜中、おそらくは子どもが練習しているのだろう。特段達者な演奏ではないし、何度かゆっくりと同じフレーズを弾き直してもいる。

しかし、なんだかそれは奇跡のように思えたのである。見事な満月の下聴こえる素朴で落ち着いたテンポのショパンマズルカは、まるで夢でも見ているかのようだった。

家に帰れば現実が待っている。それでも今だけはちょっと非現実に浸りたい。そう思った。鼻歌でそのマズルカを歌いながら、ぼくは家路に就いた。

 

 

6/24の記録

独単語 1h10m
独文解釈 57m
独文法 13m
計 2h20m

 

6/25の記録

独語予習 1h5m
英語論文 2h10m
独文解釈 49m
独語論文 30m

計 4h44m

 

6/27の記録

独文解釈 1h18m
発表準備 2h
計 3h18m

 

6/28の記録

発表準備 1h22m
独文解釈 1h9m
美術史(メキシコ壁画運動、戦後パリ) 40m
計 3h11m