遥か、もち巾着。

もしもって思ったら何かが変わるわけでもないし

肝心な時に限って眠くない(院試日記66-71日目)

ここ3ヶ月、スーパーと研究室にたまに行く以外の外出をほぼしていないため世間がどう動いているかこの目で見ていなかったのだが、いざ街に出てみると思いの外日常が回帰していることに驚きを隠せない。駅は平時と同様に人で溢れ、商店街もいつも通り営業している。危機感が薄いと思う一方、こうでもしなければ経済は破綻してしまうのだから仕方がないとも思うし、上の方針に従わざるを得ない人も多いのだろうとも思う。経済と衛生、どちらも倒れないための綱渡りは大変なことである。とりあえずここひと月で「夏場のマスクはクソ暑い」ということを知った。

さて先日独文解釈の勉強をしていたところ、思わず泣いてしまった。別に内容が簡単だったとか、あまりに難しすぎたとかではない。大体の文構造がわかり、単語もほぼ知っているか予測がつくかだったのである。1ヶ月前ならきっとちんぷんかんぷんだったであろう。それが分かるのである。比較的平易な文章だったのかもしれないがそれでも、ぼくは嬉しかった。そんなこんなで最近単なる研究のための道具であったドイツ語が楽しくなってきた。無論すらすらと読んだり使いこなせたりするレベルではないのでこれからも頑張りたいものである。

そういえば生活習慣は相変わらず良くない。ドイツ語で涙したのは深夜2時とかである。原因は勉強時間が後ろ倒しになっていることと、マグの中に入った黒い液体であろう。コーヒーがなければ勉強できない体質は本当に良くない。こんなことしているから日中は眠たいのに夜、眠るべき時間に眠たくないのだろう。しゃんとせななあ…

記録
美術史(ロマネスク、ゴシック)と独文解釈(1日2題)を1日平均3時間ほど。