遥か、もち巾着。

もしもって思ったら何かが変わるわけでもないし

涼を求めてシベリウス(院試日記 116日目)

昨日は夜眠れなかったので朝に仮眠をとって活動した。眠気は残るが午前中に勉強を始められたのでよしとしよう。
日中は研修に必要な学研賠の申請をしたのち研究室に置いていた本を取りに行き、ついでに図書館で本を借りた。パノフスキー、ヴェルフリン、ゴンブリッチ、それからドヴォジャーク(ドヴォルシャック)である。一度に読めるはずはないのでちょこちょこ読むつもりだ。そういえば同じDvořákでも美術史家の方は「ドヴォルシャック」表記が多い一方、作曲家の方は「ドヴォルザーク」表記が多いのは何故なのだろう。最初に普及した媒体の表記によるのだろうか。関係ないが宮澤賢治は「ヅヴォルジャク」と書いていたのも思い出す。

一応今日から9月ではあるが気温が下がる気配はない。少し歩けば額に汗が滲む。そんな中でトートバッグの中に厚い専門書を入れて移動するのはなかなかの重労働であった。家に帰ると手持ちのシベリウス:交響曲第6番を片っ端から再生した。大した数ではないが実は手持ちの交響曲全集はシベリウスとニルセンが多分一番多いため、そこそこ聴き比べができるのだ。
こういう先入見はあまりよくないが、やはりシベリウスの音楽は冬を知っている人のそれだと思ってしまう。これはシベリウスが北欧フィンランドの生まれということのみならず、ぼくが高校時代、昼休みにシベリウスの5番第3楽章を聴いていたらちょうど初雪が舞ってきたというあまりに美しい記憶に引き摺られている部分も否定できない。外はまだまだ夏だが、せめて気分だけでも涼しくなりたいものである。

今日の記録
美術史史 1h33m
独語演習 1h1m
美術史(ルネサンス1) 2h13m
英語演習 1h15m
計 6h2m

やっと尻に火がついた感じがする(おそい)。