遥か、もち巾着。

もしもって思ったら何かが変わるわけでもないし

師走が行く

なんの実感もないまま、12月29日となった。恐ろしいことである。あと今年も残すところ2日なのだ。
私は、本邦の多くの人がそうであるように4月に始まり3月に終わる年間スケジュールで生きている。そのため年を跨ぐことは別に何かの区切りとなるわけではない。ただ、それなりに心持ち忙しくなるのは否めない。なんだかんだ行事に対しては律儀なので25日にはご馳走を作ったし、第九のチケットも買う。そういうわけできょう、私が大掃除をしているのは至極当然ではある。
問題は10時に始めたそれがなかなか終わる気配を見せないことである。
第一に僕は整理整頓が苦手なため、日々のちょっとしたずぼらな行動が取り返しのつかない状況を生み、終わりの見えない大掃除になっている。第二に六畳間に対してモノが多すぎる。整理整頓のコツなどにはよく「床にモノを置かない!!」等と書いてあるが、そもそも棚は全て埋まり、増やす余地もないのだから無理な話である。現在我が家で落ち着いて腰が下ろせるのはトイレだけ……という悲惨な状況の中、後先の見えない作業と埃との所為で泣いている。
明日は第九を聴きに行く。明後日は帰省だ。それまでにこの山を片付けられるのだろうか……
戦いは続く。