遥か、もち巾着。

もしもって思ったら何かが変わるわけでもないし

ぼくが君の瞳を見つめれば(院試日記Ⅱ 4日目)

またしても生活習慣が崩壊してしまい、起きたら昼を回っていた。今日は研究室に顔を出すつもりだったのだがちょっと厳しそうだ。起きるのが少し遅くなるだけで、家を出るのは一気に億劫になる。

5時過ぎ、ようやく家を出た。大阪フィルの定期を予約してあったのだ。

家から最寄り駅までは歩いて16分程。—実は「最寄り」というのは正確ではなく、本当は別の駅のほうが数百メートル家から近いのだが、そちらは本線から伸びた枝線の駅で、当然便利なのは本線の駅のほうなので、こちらを最寄りとみなしているのである。閑話休題、この16分という時間は、実は結構長い。例えば梅田に出る場合、最寄りから梅田駅までは20分かからない程度だが、家からの時間を考えると2倍近くになるのだから。急いでいる時や疲れた帰り道などは案外この微妙な距離が辛い。それでもまだ都市部なのは幸いだ。急行と普通列車とがそれぞれ10分おきに来るのだから。思えば大学に入ってから頻繁に鉄道を利用するようになったものである。郷里における鉄道は点と線による交通であった。高校が徒歩圏内なのもあり、僕に取っての鉄道というのは、ある程度の距離の地点に向かうために半年に一回程度乗るのがせいぜいの乗り物であった。一方、大都市における鉄道は網である。だいたいの場所はどこかしらの駅から歩いていける距離にある。7年前なら、毎週のように鉄道を使うことなど考えられなかっただろう。

 

本日の定期演奏会の曲目は池辺晋一郎交響曲第10番「次の時代のために」とブルックナー交響曲第7番ハース版。期待以上の演奏だったので満足して帰路に就く。個人的に、最近の尾高/大フィルの演奏会は安定して高い水準の演奏をするようになってきたな、と感じる。

ところで、大阪フィルのブルックナーというとどうしても朝比奈隆の影が付き纏い、大フィル自体も未だにそれを擦り続けている感があるのはなんとかならないのだろうか……と、ちょっと思ってしまう。別に僕は朝比奈隆の演奏は嫌いではないのだが……

 

今日の記録

本日は自堕落を極めてしまったので勉強していない、反省。