遥か、もち巾着。

もしもって思ったら何かが変わるわけでもないし

果てしなき、と言うほどでもない逃走(修論日記 0日目)

学部の後輩が院試に合格したらしい。
つまり、ぼくが院試に合格してから2年が経過したことになる。この2年間でろくに学術的発展に寄与していないのは今までも愚痴混じりに書いてきた通りである。

修士課程2年、秋。やるべきことは何かと問われれば修士論文執筆の他にないだろう。大半の修士課程は修論の提出と審査合格をもって修了となるのだから。勿論ぼくもそうだ。泣いても笑っても修論の締切はやってくる。

ぼくは笑えない水準で怠惰な人間であり、即ち修論の進捗もお察しである。思えば頭の片隅に常に修論のことはあったはずで、それなのに夏の間逃げて、逃げて、また逃げた結果がこれだ。つまり本来こんなブログを書いている場合ではないのだ。しかし、衆人環視の下でないとろくにやるべきことができないというのもまた事実なのだ。100人くらいに囲まれて中央で1人机に向かう、そんなフーコーもびっくりの逆パノプティコンを拵えて欲しいとすら思う。
そんな監獄は非現実的なので、その代わりにネットの海に経過を投げることで自分を叱咤しよう—それが本日に始まる修論日記の趣旨である。

本日で提出まで91日らしい。まあ、なんとかしようと思う。