遥か、もち巾着。

もしもって思ったら何かが変わるわけでもないし

2021-01-01から1年間の記事一覧

師走が行く

なんの実感もないまま、12月29日となった。恐ろしいことである。あと今年も残すところ2日なのだ。 私は、本邦の多くの人がそうであるように4月に始まり3月に終わる年間スケジュールで生きている。そのため年を跨ぐことは別に何かの区切りとなるわけではない…

アマオケざっくばらん

世は大アマオケ時代……と言えるかどうかはさておき、本邦には多数のアマチュア・オーケストラが存在する。ここ2年は演奏会の開催どころか練習さえままならぬオーケストラも多かったと思うが、今日も演奏会情報を調べればどこかしらのオケが本番を控え、Twitte…

やりたいこと、やるべきこと

別にタイトルは折木奉太郎の影響を受けたわけではない。一応形の上では新しい生活が始まって4ヶ月経つが、別に見える景色が変わったわけではない。同じ研究室で、そんなに変わらないテーマを掘り下げている。 とはいえあまりにやるべきことをやらなさすぎた…

たまにはゆっくり歩けばよいものを

何をするわけでもなく日付が変わった。ぼくは基本的に家で生産的な活動を行うのが苦手で、これに関しては半分諦めている。では寝ればよいではないか、という話なのだがこれもできない。あと2時間もしたら新聞配達店に出かけ、原付を相棒としてこの国のジャー…

G管バストロンボーン

G管バストロンボーンという楽器がある。現在のバストロンボーンはテナートロンボーンと同じB管を基本とし、そこに2つないしは1つのバルブを付けることで低音域を可能としている。しかし、そもそものバストロンボーンはF管の楽器であり、故に長いスライドを備…

螢狩

螢の大群は、滝壺の底に寂寞と舞う微生物の屍のように、はかりしれない沈黙と死臭を孕んで光の澱と化し、天空へ天空へと光彩をぼかしながら冷たい火の粉状になって舞いあがっていた。 四人はただ立ちつくしていた。長いあいだ、そうしていた。 —宮本輝『螢川…

春、理想的な1日

珍しく早起きができた。それだけで気分が良いというものである。 顔を洗い、コーヒーを淹れる。友人に貰った美味しい食パンにマーガリンを塗り、一つにハムとチーズを、一つに砂糖をかけてトースターで焼く。なんと理想的な朝であろうか。 春の日差しが暖か…

急行妙高(風)をつくろう その1

年が明けて1週間も経っていないが、個人的にはものすごく密度の高い6日間だった。卒論の最後の追い込みをしていたら文章や出典を大量に追加することとなり、何度も印刷をやり直し、やっと最終稿ができたのが昨日のこと。 本日無事卒論を提出し、また誕生日を…

新年に寄す

あけましておめでとうございます。怒涛の2020年が終わった。この状況下で帰省するわけにもいかず、そもそも卒論が佳境を迎えているので帰省どころでもなく、越してきて四年目にして初めて大阪で年を越した。昨年は公私ともに忙しい一年だった。 まずこのコロ…