遥か、もち巾着。

もしもって思ったら何かが変わるわけでもないし

10分の休息(院試日記 8日目)

ぼくの燃費はティガーⅠ重戦車並みに悪いので、1時間半勉強するのに1時間くらい休まないとやっていられないような状況が続いている。思うに、大体の一人暮らしの欠点は食事と睡眠とその他のことが同じスペースで行われることではないか。6畳間にその全てを押し込むのは無理があるし、異なる行動に対して空間的移動が伴わないのはなんとなく心の準備が整わない。なるほど、講義と講義の間の移動時間はそういう切り替えの意味もあったのだと痛感した。

講義間の時間は10分しかないのでそんなに大したこともできないのだが、同じ講義を受けている友人と話をしたり、教授の雑談を聞いたりする場でもあった。くだらない話から講義課題の情報、人文学についての議論までが凝縮されていた。地味ながら、それが今奪われているのは意外と辛い。

 

人との付き合いが減っているのはかえって気が楽になることも多いのだが、それ以上に直接のコミュニケーションが恋しくなる今日この頃である。

 

今日の記録

研究関係(含 独語) 2.5h

独語(現在完了形) 1h

美術史(ロマン主義) 1.5h

計 5h