遥か、もち巾着。

もしもって思ったら何かが変わるわけでもないし

考える暇を与えない(修論日記3-5日目)

忙しい三日間だった。月曜日は夜行バスで小倉から帰投した後にオーケストラの練習。火曜日はゼミのあとアルバイトを挟んで研究室で飲み会。水曜日は楽器のレッスン。短い間にタスクを詰め込むと破綻しそうになるが、そうしないと結局何もやらない人間になってしまう、というのが23年の人生で得た教訓である。
例えば4回生の秋冬は、卒業論文の提出が迫る身でありながら毎週末オケの練習に奔走していた。当時はブラームス2番・ブルックナー4番・ラフマニノフ交響的舞曲とそれなりの大曲を抱えていたわけで、今考えればよくやった方だとは思う。仕事は複数あった方が切羽詰まるので、一つ当たりの緊迫感が増すのだ。

そんなわけで修論を目下執筆中の僕が他のタスクで忙しくしているのは誠に理に適っている—ということにしておこう。
しかし、思考を修士論文へと切り替える必要はある。とりあえずTwitterからはログアウトすることにした。これは大学受験や大学院(修士)受験の時にも行ったことだ。なるほど、他人のくだらない讒言や自己承認欲求に付き合わなくていいという、それだけでもだいぶ心が健康になるものだ。例えば嬉々としてフェイクニュースを流す人や極端なイデオロギーに偏った投稿を見なくて済む。過度な自慢や意思表明に共感性羞恥を覚えずに済む。今までいかにそうしたものがじわじわとストレスになっていたかを思い知る。まあ、単にTwitterとの付き合い方に失敗していると言われればそれまでではあるが。

三日間で一応先述の論文を読み進めたり、研究に使う一次文献をまとめたりした。修論本文の進捗は無いが、準備無くして進められるものでも無いのでしょうがない。