遥か、もち巾着。

もしもって思ったら何かが変わるわけでもないし

雑記

外に出る

「一人では多すぎる。一人ではすべてを奪ってしまう」と述べたのはウィラ・キャザーであった。これは恋愛についての話で、一途なぼくは「これはないだろ…」と思ってしまうのだが、しかし生活についてこれを当てはめるとなるほど、と思わせられる。 昨年の冬…

なぜか気に入っているものの小辞典

・大阪駅前第二ビル 大阪駅から南下し、北新地駅の手前あたりにあるビルである。ちなみにぼくは地下からしかアクセスしたことがない。地下二階のテナントのほとんどは金券ショップ、飲み屋、喫茶店であり、それがなんとも言えない雰囲気を醸成しているのだ。…

恨み節

高校の友人と夜の新宿を歩いていたら、彼がこんな事を言い出した。 「何事にも理由があるなんてことはない」、と。 ここでいう「理由」とは、原因ではなく動機とか目的とか意味のことだ。実際そうだと思う。別に地球が回るのも、冬の気温が低いのも、僕が生…

枕詞「どうせぼくなんて」

ぼくが後ろ向きなことを言うと色々と意見をもらうのだが、所詮ぼくからしたら皆人生の成功者なので色眼鏡でしか見れない。ぼくが欲しいのは解決策ではなくて同意なのだ。 今日、閉館まで大学図書館にて基礎文献を読んでいた。するとふと、悲しくなったのだ。…

いくら投げても外す輪投げゲーム

嵐にJAM、という曲がある。 この曲は2004年に発売されたグループ4枚目のアルバム「いざッ、Now」に収録されている。2004年の嵐というと確か今ほどの人気は無かった頃である。そしてアルバム名もなんだかふざけたような印象だが、収録されている楽曲の中には…

深夜にオムライスを作った話

一昨日、きちんと人間らしい時間に起きて生活のリズムを矯正したと思ったら、もう崩れてしまった。昨日は起きたら昼だったのである。 三時くらいにうどんを茹でて食べて、その後一時間かけてオケの練習に向かい、楽器を吹き—という一連の行動で確実に気力は…

気にしなくなると思っていたものを気にするようになっていたよ

大学に入ってつくづく思うのは、歳を重ねれば気にしなくなると思っていなかったことが逆にもうどうしようもないものとしてのしかかってきている、ということだ。容姿とか、実家とか、能力とか。そういう先天的なものの大切さを身を以て実感するようになって…

Livskvalitéという言葉

Livskvalité、スウェーデン語で「生活の質」、QOLのことである。特段スウェーデン語にした深い意味はない。一時期スウェーデン語にのめり込んでいたためだ。 ちょっと前までは盛んにQOLという語が叫ばれていた。今でも「ていねいな暮らし」という言葉はよく…

ブログを書いていて思い出したこと

このブログを書いていて、「以前にもこんなどうしようもない文章を書いたことがあった」と思い出した。高校二年の冬から時々つけていた手記である。 日記、と言っていないのは書きたいときに書いていたから。毎日書いていた時期もあれば、長い間放置していた…

九月が行く

気付けば九月も後半となっている。大学に入ってこのかた、夏休みにしようと思っていたことは何も成し遂げられていない。今年はドイツ語の勉強に本腰を入れようと思っていたのだ。しかし特になにもやっていない。机の上に参考書がわびしく置かれているだけだ…

深夜にキリンレモンを飲みたくなった話

昨晩のことである。唐突にキリンレモンを飲みたくなったのだ。人間、時にこういう時はあるものである。無性に油淋鶏が食べたくなったり、意味もないのに梅田に出たくなったり、部屋にドライフラワーを飾ったり。それが、昨晩のぼくの場合はキリンレモンだっ…